誰もが輝ける和光市をつくりたい

「誰もが輝ける和光市をつくる」ため。

 将来が不透明な時代を生きる私たちは、不透明だからという理由で、あきらめてしまうことがたくさんあるかもしれません。
 たとえば、出産、子育てや進学、スポーツ、大人になってからの生涯学習などです。
そういった、「少し頑張れば手の届きそうなこと」を希望する人みんなが手にできるように、市としてお手伝いをしたい、と思います。
 たまたま和光市に住むことになった人も、「和光市に住んでよかった」とますます思えるような、身近な「きらきら」を感じられるまちにしたいと思います。

◆松本市政に対する評価・スタンス ~「継承」と「総点検」~

監査委員として、松本市長の市政運営を見てきました。
この12年の市政運営で和光市の評価は客観的に上がっています。
・北インターの新たな産業ゾーン、住宅地系の土地区画整理事業の推進、駅北口の高度利用化着手など未来への投資が大きく進展。
・保育園の増設を評価
・財政運営を高く評価(例:「和光市健全な財政運営に関する条例」の制定)
・介護予防などにより和光市のお年寄りが元気であると実感しています。
・災害対応も評価。東日本大震災の際の計画停電・平成26年ゲリラ豪雨では、自らの足で被害状況を現場で歩いて回った姿勢は、行政のリーダーを目指す者として参考にしたいです。
・自衛隊OBの採用・危機管理室設置も良い取組。
一方で、コロナ禍を経て時代は大きく変わり始めています。まちづくりが進んだと言ってもまだまだ道半ば。高齢者介護施設も不足しています。また職員の不祥事もありました。この困難の時代を乗り越えていけるよう市役所を総点検し、ゼロベースでより高みを目指していく必要があります。

◆新しい時代には新たなリーダーで

 第4次総合振興計画のスタートと共に船出した松本市政は今までの和光市政にはなかった、若い視点を市政に反映させました。そして、令和3年4月からは「第5次総合振興計画」(10年計画)がスタートします。この和光市新時代を、官民双方での経験を活かし、多様性に満ちた新たな目線で輝かせたいです。

◆若い街、加速度的に進む時代に対応したリーダーを

 和光市の平均年齢 40.9歳 (平成30年3月31日)。私自身は現在、46歳です。市民の年齢構成の中心世代として市政を担います。また日々変化する社会情勢もありますが、自身の海外経験なども活かし、大胆かつ臨機応変に挑戦していけると考えています。
 和光市は市民の平均年齢が低い分、転出入の多い市でもあります。
 なかなか定住のための住居を探すのが難しいといわれていますので、住みたい人を逃さないよう、住宅の段階的な供給や街づくりを、上から目線ではなく、みんなで、生活者目線で作っていけるようにしたいです。
 私が3年間暮らしていたシンガポールは国土が狭いため、国民の多数が集合住宅に住んでいます。いわゆる、コンパクトシティと言われる、交通の便の良い場所に、多くの人が住むようになれば(もちろん住民の快適な生活環境が最優先ですが)、インフラにかかるコストが節約でき、その分をほかのサービスにまわすことができます。

◆財政、税のプロとして

 松本市長の最大の功績は財政運営だと考えます。監査委員を務めた者として、その手腕を評価しています。一方、コロナ禍により市政運営は、財源確保は厳しくなり、支出は益々増加して非常に困難を極めます。
大手税理士法人での経験も活かし、この困難な状況を乗り越えていきます。

◆女性ならではの視点・経験を市政に活かす

 和光市は、女性議員は以前から活躍されてきましたが、明治時代の村長から今の和光市長まで女性の首長、市長はこれまでいません。現在、子育てや福祉、災害時対応など様々な分野で多様な視点が必要であり、女性として、また子育て中の母親として、見落とされていた課題に丁寧に向き合うことが出来ます。

◆市政の信頼を取り戻す

 元市幹部職員の不祥事事件は和光市政の信頼を損なう事案であった。より客観的な立場で、事件の検証・再発防止に取り組みたい。
 役所のコンプライアンスにつき、市民や外部からの目を通して、内部統制や公益通報、ハラスメント対策など、時代に即したルールを積極的に改訂していきたいと思います。

国・県との連携を引き続き強める

 和光市選出の井上県議との連携で都市基盤整備などが大幅に進展してきました。内閣府や国土交通省の関連など政府の予算も以前と比較すると獲得できるようになっています。
国・県との連携をより一層揃えることで市政発展に繋げたいです。大野県政が目指す「埼玉県5大プロジェクト」に呼応した取組を推進していきます。